【読書日記】60代からの読書は「子どもの本」で快適に

60代

60代になってから、少しずつ読書が億劫になってきました。
理由は老眼。
メガネをかけても普通の本は字が小さく、読み進めるうちに疲れてしまい、結局途中で断念することが増えてしまったのです。

それでも本は大好きで、できれば暮らしの中に取り入れていきたい。
そんな気持ちで、いつも通う図書館をふらりと歩いていたとき、ふと足を止めたのが「子ども向けの本のエリア」でした。

そこで出会ったのは、意外な発見。字が大きくて見やすい、内容もわかりやすくてすんなり心に入ってくる。
そして何より、種類がとても豊富なのです。
試しに1冊借りてみると、久しぶりに本を「読む楽しさ」が戻ってきました。

今では図書館ではもっぱら子どもの本コーナーへ。
子どもの本といっても決して幼すぎる内容ではなく、人生を重ねた大人が読むと「なるほど」とうなずける深さや、心をほぐしてくれるやさしさがあります。
大人の本に比べて余白も多いので、心の余裕を感じられるのも魅力です。

最近のお気に入りは 「21世紀版少年少女古典文学館」
売れっ子作家が、古典をわかりやすく現代の言葉にしてくれているシリーズです。
たとえば、『徒然草』を嵐山光三郎さん、『枕草子』を大庭みな子さん、『竹取物語』を北杜夫さんが訳していて、とても読みやすい。古典をもう一度じっくり読み直したいと思っていたので、このシリーズに出会えたのは大きな助けになっています。

秋は読書の季節。
60代からは「子どもの本」や「わかりやすい古典シリーズ」を味方に、無理なく読書習慣を楽しむのも素敵な工夫だと思います。


図書館で手に取ってみたいおすすめシリーズ


「子どもの本」を入口にすると、新しい読書の世界が広がります。
――みなさんは、最近どんな本を手に取りましたか?

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