〜60代からの体力づくりは“楽しみながら”〜
ここ数年で、これまでの人生の中で一番の体力がついてきたと感じています。
その理由は、特別な運動ではなく、ただの「歩く」ことでした。
■ 歩きはじめは2kmでバテていた
わたしが歩くことを習慣にし始めたのは季節のしつらいを楽しむために花屋や庭園、神社仏閣などへ足を運ぶようになったのがきっかけです。
最初は2kmほど歩くだけで息が上がっていました。
ところが、道端に咲く草花や季節ごとに移ろう風景に目を向けているうちに、気づけば10km近く歩いている日もでてきたのです。
「歩かなきゃ」という義務感ではなく、「もっと見てみたい」「ここにも寄ってみよう」という気持ちに導かれていたので、続けられたのだと思います。
■ 歩くことで得られた体力と暮らしの変化
長距離を歩けるようになってまず感じたのは「ちょっとくらいのことでは疲れなくなった」ということ。
活動時間が増え、掃除や片づけなどにも余裕をもって取り組めるようになり、家の中もスッキリ。
気持ちまで軽やかになりました。
よく「老化は足から」と言われますが、歩くことを習慣にすると身体だけでなく生活全体が整っていくことを実感しています。
■ 歩くことを楽しみに変える工夫
ただ歩くだけだと続きません。
ちょっとした工夫で「楽しみ」に変わります。
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季節を探す散歩:春は芽吹きや桜、夏は青々とした木陰、秋は落ち葉や実もの、冬は空気の澄み具合などを意識して探してみる。
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写真で記録する:気になった草花や景色を撮っておくと、後から季節の移ろいを振り返る楽しみに。
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知らない道を選ぶ:毎日同じコースではなく、少し遠回りして新しい道や公園を見つける。
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歩数ではなく時間で:今日は「30分歩く」と決めると気楽です。季節の発見に夢中になれば自然と歩数は伸びます。
■ 季節ごとのおすすめ観察ポイント
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春:足元の小さな草花、芽吹きの色合い。
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夏:涼しい木陰や川辺、夜の風。
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秋:落ち葉の色や木の実、虫の声。
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冬:澄んだ青空、街の灯りや影の美しさ。
こうした季節の小さな発見が、歩くことを「体力づくり」から「暮らしの楽しみ」へと変えてくれます。
■ 散歩のお供におすすめのアイテム
歩く時間をもっと快適にしてくれる小物も取り入れてみましょう。
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ウォーキングシューズ:クッション性の高い靴は膝や腰への負担を軽減してくれます。軽くて疲れにくいタイプを選ぶと長距離も楽に歩けます。
[オン] ランニングシューズ
コレは私も愛用しているのですが、足をいい感じにホールドしてくれて底のクッションの厚みもよく長距離あるいてもラク。足の疲れも少ないです。 -
歩数計やスマートウォッチ:ただの距離や歩数だけでなく、心拍や消費カロリーもチェックできるので達成感が得られます。
【スマートウォッチ】iphone、アンドロイド対応
歩くときはできるだけ軽装でいたいもの。スマートウォッチならこれだけでいいのでオススメです。 -
小型カメラやスマホストラップ:季節の草花を撮る楽しみが散歩のモチベーションに。撮った写真は日記やSNSにも役立ちます。
わたしは100均のスマホポーチを使っているのですが、シンプルで出し入れしやすくて気に入っています。
コレを斜め掛けしていれば両手があくので歩くのもじゃまになりません。 -
軽量の水筒:お気に入りのお茶を入れて持ち歩けば、休憩も楽しみに変わります。
【サーモス 水筒 真空断熱ケータイマグ 350ml】長距離歩くときは必需品。5kmくらいまでならこの大きさで十分。持ち歩きやすい大きさと保冷できるのが気に入っています。
■ おわりに
歩くことで身体が強くなり、時間のゆとりが生まれ、暮らしも整っていく。
そんな循環ができあがった今、改めて「歩くことの力」を実感しています。
あなたも今日、ほんの少しだけ歩いてみませんか。
数百メートル先に、まだ出会ったことのない季節の表情が待っているかもしれません^^