朝晩の暑さが少し和らいできたので、思い切ってエアコンを買い替えることにしました。
このマンションに越してきたときにつけたものなので、すでに18年。
あまり使ってはいなかったものの、老朽化は否めません。そこで「ジャパネットのエアコンまつり」で購入し、取り付け日も決めて準備万端で待っていました。
まさかの「取り付けできません」
ところが当日、業者さんに見てもらうと衝撃のひと言。
「無理です」
理由を聞けば納得ではあるのですが、築50年以上の古いマンションならではの事情があったのです。
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窓の一枚が「はめ殺し」になっていて開けられない
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室外機置場が隣の部屋にあり、ベランダではなく底が格子状になっている
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落下の危険があるため、足場を組まないと作業できない
前にエアコンをつけたときはできたのに…と思っても、契約業者の方は首を縦に振りません。
「受けたら怒られるんですよ」とまで言われ、結局キャンセルに。
個人店に頼んでみたら…
途方に暮れて管理人さんに相談したところ、出入りしている個人の電気屋さんを紹介してもらいました。
状況を見に来てくれたその方の第一声はなんと——
「あ、大丈夫ですね。ここちょっと取り外しますけど」
あまりに即決で、こちらがびっくりしてしまうほど。
見積もりをお願いして、そのまま取り付けをお願いすることになりました。
大手と個人店、それぞれの強み
今回のことで痛感したのは、大手と個人店の違い。
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大手量販や通販
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規則が厳格で「安全第一」
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安心感があるが、現場対応の柔軟さには欠ける
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個人店
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長年の経験とスキルがあり、臨機応変に対応できる
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顔が見える安心感と小回りの良さ
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マーケティングの世界でよく言われる「モノよりコト」とはまさにこのことだな、と実感しました。
単に商品を買うだけでなく、その後の設置や暮らしの中での使いやすさまで含めてこそ、本当の価値になるのだと思います。
まとめ:頼れるのはやっぱり「人」
結局、頼りになったのは地域の電気屋さんでした。
もちろん、すべての個人店が同じではないけれど、長年続いているお店には経験値と信頼が積み重なっているもの。
新しいエアコンが無事に設置できるとわかり、ようやく胸をなでおろしました。
そして「やっぱり最後は人なんだな」と思えた一日でもありました。
60代からの暮らしの知恵
年齢を重ねると、便利さや価格だけではなく「安心して頼める相手」がどれほど大事かを実感します。
これからの暮らしを心地よく整えるためには——
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信頼できる“地域のお店”を持っておく
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商品だけでなく「取り付け・メンテナンス」まで含めて考える
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長く続いているお店の経験値に学ぶ
そんな視点が大切だと感じました。
💬 みなさんの周りには「頼れる個人店」ありますか?
もしよければコメントで教えていただけたら嬉しいです。